dHealthの取り組み

ShizuiNetはNEMブロックチェーンで生まれました。今、ブロックチェーンは医療データだけでなく、臨床研究、ワクチン、臓器移植、そして日々の健康記録まで、様々な分野で使われ始めています。岐阜大学とパートナーシップを結んでいるdHealthも、これらの分野で幅広く使われるブロックチェーンのひとつになりつつあります。

https://medium.com/dhealth%E5%85%AC%E5%BC%8F%E6%83%85%E5%A0%B1-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-10-9af25b34970

トイレ行動をブロックチェーンに記録する「しずいトイレット」

ツィッターでのふとした呟きがきっかけで、新しいアイデアが生まれたりします。しずいネット(ShizuiNet)の紹介動画を作ってくださったRadioさんのDAPPNコインのアイデア。歩数コインのSTEPNから連想される、トイレに行って出すとコインがもらえるというものですが、実際に作ってみるとかなり面白いものになりそうな予感がしました。

私の父はパーキンソン病を患っていて、薬の副作用から便秘に注意しないとなりません。手先も不自由ですから、カレンダーに手書きで毎回記録を残すのも大変そうです。水を流すためのトイレのつまみとブロックチェーンを連動させれば、そんな苦労も多少は改善されるのではないかと思いました。

しずいネットは、スイスのdHealthネットワークと連携しています。まだ構想段階ですが、歩数計、体温計、体重計など、さまざまなデバイスから得られる健康情報は、提供する本人にとっても、製薬企業や大学の研究者にとっても、大変貴重なものです。それを、提供者の権利を保ったまま、研究者がアクセスできるようにするブロックチェーン技術。これから大きく発展していくものと思われます。

CellPi実験機5台によるクリーンルームを使った実証実験開始

岐阜大学の地域イノベーション予算を頂いたので、ステンレス筐体型2台、3Dプリンタモデル1台、基板型2台の、合計5台のCellPi実験機(第3世代プロトタイプ:CellPi3)が稼働を開始しました。

CPCのクリーンベンチ内に設置されたステンレス筐体CellPi3

ステンレス筐体型は、クリーンルームに設置。3Dプリンタ&基板型は、オフィスに設置し、すべてブロックチェーンに接続しています。設定ファイルを書き換えることで、Symbol型のどのブロックチェーンにも、容易に接続できます。

今後、これらの実験機を使って、細胞製造工程や輸送のシミュレーションをおこない、ソフトウエアのブラッシュアップをしていきます。

ShizuiNet紹介動画を作ってもらいました

Symbolブロックチェーンコミュニティの花畑さんが、ボランティアでShizuiNetの紹介動画を作ってくださいました。花畑さんのおとうさんが加齢黄斑変性症で失明しそうなのだそうです。一日も早く、誰もが安心して細胞治療を受けられる世界を作っていきたいと思います。

登記手続きが完了しました

本日4月1日に、株式会社しずい細胞研究所の登記手続きが完了したとの連絡が、司法書士事務所から届きました。ようやく事業開始です。お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。

しずいちゃんのNFTを作製しました

NFT-Driveチームに依頼して、しずいちゃん(盾バージョン)をNFTとして登録しました。Symbolブロックチェーンにオンチェーンデータとして保存し、100枚のトークン(NFTモザイク)を持った人のみが、所有者として認められます。NFTしずいちゃんの画像を表示したり、ダウンロードするためには、専用ページにアクセスして「合言葉」を入力する必要があります。そのためのテストサイトも、XEMBookさんのコードを利用して作ることができました。

http://tezukalab.private.coocan.jp/xembook2/xemmessage.html?address=NAKRPSV6664WTPILOEXCJY25U2VCVRYKKQHUUSQ

Symbolブロックチェーンのキプロスハードフォークに対応しました

ShizuiNetが利用を考えているSymbolブロックチェーンが、ファンドの移行を含んだハードフォーク(キプロス)をおこないました。それに対してVPSで稼働しているしずいノードもいち早くアップデートをおこなって、賛同の意を示しました。その結果、キプロスハードフォークは90%以上の賛同を得て、無事にアップグレードされ、これまで使途が不明瞭だった開発ファンドも、Varkrie社とコア開発者の管理下に戻りました。

定款認証をおこないました

株式会社しずい細胞研究所は、岐阜公証人合同役場で定款認証をおこないました。また、代表取締役を兼任するための、兼業届を大学に提出しました。

dHealth Networkとパートナーシップを結びました

スイスに拠点を置く、ヘルスケアブロックチェーンdHealth Networkと岐阜大学しずい細胞プロジェクトはパートナーシップを結びました。dHealthノード(dhealth.shizuilab.com)を立ち上げて、ShizuiNetのデータの一部を保存するテストをおこないます。将来は、Symbolやmijin-catapultとのハイブリッド運用により、細胞追跡(トレーサビリティ)を確実に効率よくおこなえるようにします。

岐阜大学プレスリリース