dHealthよりCOSMOSブロックチェーンプラットフォームへの移行についての発表がありました。これにともない、SymbolプラットフォームのdHealthブロックチェーンで稼働中のShizuiNetデバイス(CellPi)をSymbolテストネットに移行いたします。COSMOS版dHealthとの連携については、dHealth側から詳細が発表され次第ロードマップを構築します。
これまでdHealthはSymbolメインネットのコピーチェーンとして稼働していましたが、秘密鍵を共有したエアドロップがバンパイアアタックとみなされるという不遇なスタートを切りました。しかし、代表のEberhardt氏はアカデミア出身であり、ご自身の「ヘルスケアデータは個人のもの」という主張を変えることなくdHealth Networkを推進しています。ShizuiNetはこの真摯な主張に賛同し、これまでdHealthブロックチェーンでShizuiNetを運用してきました。
ShizuiNetの仕組みは、Symbolのモザイクとメッセージの機能としっかり結びついており、またNFT-Driveを利用したNFT発行なども取り入れて開発を続けています。そのため、現時点ではCOSMOSプラットフォームへの移行は考えておらず、今後も農産物トレーサビリティCannaPiとともにSymbolテストネットで開発を続けます。
今回、dHealthがCOSMOSに移行することにより、スマートフォンアプリの開発や、ステーブルトークンとの交換などができるようになるようです。実現すれば、より広いユーザーにEberhardt氏のメッセージを届けられるようになると思います。また、COSMOSの複数のブロックチェーンを連携させるトークノミクスは大変魅力的であり、細胞トレーサビリティがdHealthのコンセプトと親和性が高いこと、アプリを通して世界中のドナーへのアピールができることなどから、dHealthのトップとも今後連携をとりながら進めていくことで同意が得られています。
これからもShizuiNetをどうぞよろしくお願いいたします。